| 建ぺい率と容積率について |
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自分の土地だからと言って、自分の思うとおりに、建物を敷地いっぱいに建てたり、階数を自由に高くすることは果たしてできるでしょうか。 結論から言うと建ぺい率や容積率の規制を受けてできません。そこで、建ぺい率や容積率とはどのようなものかをこのページで説明していきます。（フカヤエステイトのホームページです。） ○家建鯛蔵さんは、住宅を建てようと土地を探して不動産屋さんに行きました。家建鯛蔵さんの希望面積よりも小さいけれど、ちょうど、予算にあう土地がありましたので、早速、不動産屋さんの案内で土地を見に行きました。土地の広さは４０坪でした。 家建鯛蔵さんは、この土地を気に入りましたが、希望面積よりも狭いので、車３台分の駐車場をどうしようかと奥さんの家星子さんに相談したところ、「それなら、近所に月極有料駐車場があるので、そこを借りればいいじゃない。それよりも、家は家族が多いので敷地いっぱいに家を建てましょうよ。」と星子さんが言いました。それを聞いた不動産屋さんは「奥さん、ここは、建ぺい率が６０％で、容積率が１００％ですので、敷地いっぱいには、家を建てられませんよ。」と説明してくれました。 「そう言えば、さっき資料をいただいた時に、色々と説明してもらったわね。でも、忘れてしまったからもう一度説明してください。」と不動産屋さんに言うと、不動産屋さんは、快く次のように説明してくれました。 １．建ぺい率について 建ぺい率とは、建築物の建築面積の敷地面積に対する割合のことです。 ここで、建築物の建築面積とは、建築物の外壁またはこれに変わる柱の中心線で囲まれた部分の水平投影面積をいいます。まあ、通常は、建物の１階部分の床面積が敷地面積に対して何割を占めているかと言うその割合が建ぺい率と考えて良いです。ただし、例外はあります。 ２．容積率について 容積率とは、建築物の延べ面積の敷地面積に対する割合のことです。 ここで、建築物の延べ面積とは、建築物の各階の床面積の合計面積のことを言います。 ３．自分の土地に建築物を立てる場合にも、このような制限があります。今回の例では、建ぺい率が６０％・容積率が１００％でしたが、中には、建ぺい率３０％・容積率５０％と言うようにもっと厳しいところもありますので、建ぺい率と容積率の確認はしましょう。 高さ制限については、この他にも高さ制限があります。 ○「家を建てるにも、色々な規制があるんだな。今まで土地さえ買えばどこにでも家が建てられると思っていましたよ。さっき、事務所で色々と説明してもらったけれど、もう一度、説明をお願いできますか。」と家建鯛蔵さんは不動産屋さんお願いしたところ、不動産屋さんは、快くはじめから説明をし直してくれました。 ○ちょっと一服 物件の説明のときに、説明内容が良くわからないのに、聞き直すのが恥ずかしいと言って、わかったふりをされる方がいますが、こう言うときは恥ずかしがらずに納得がゆくまで聞いた方が良いですよ。 |